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トーヨーホールディングスからのお知らせ

2020.10.26.

再生可能エネルギー

【トーヨーエネルギーファーム】「北スマトラ州10MW小水力発電プロジェクト」商業運転開始のお知らせ

二国間クレジット制度(JCM)設備補助事業採択案件「北スマトラ州 10MW 小水力発電プロジェクト」商業運転開始

株式会社トーヨーエネルギーファーム(福島県相馬市/代表取締役 岡田吉充)が代表事業者である「北スマトラ州10MW小水力発電プロジェクト」(環境省の「二国間クレジット制度資金支援事業のうち設備補助事業」※1 採択案件)が、2020年8月に商業運転を開始しましたのでお知らせいたします。

本事業は、インドネシア国北スマトラ州にて、10MW(5.00MW×2)の流れ込み式小水力発電所を建設し売電事業を行い、発電した電力をグリッド電力 ※2 に代替することによりCO2排出削減に貢献するものです。設備補助事業を活用したインドネシアにおける小水力発電プロジェクトの第一号案件として、二国間クレジット制度(JCM)の認知拡大と開発・投資意欲の向上、ならびに同国における小水力発電の普及促進に貢献してまいります。なお、本プロジェクトはインドネシア政府と日本政府の協力の下で実施されています。

※1 二国間クレジット制度(JCM)資金支援事業のうち設備補助事業
優れた低炭素・脱炭素技術等を活用して途上国における温室効果ガス排出量を削減する事業を実施し、測定・報告・検証(MRV)を行う事業。途上国における温室効果ガスの削減とともに、JCM を通じて我が国及びパートナー国の温室効果ガスの排出削減目標の達成に資することを目的とする。優れた低炭素・脱炭素技術等の初期投資費用の 2 分の 1 を上限として補助を行う。
※2 グリッド電力
電力会社の大規模発電所等から、送電網を経由して供給される電力。

■本事業の概要

事業名称 :北スマトラ州 10MW 小水力発電プロジェクト
発電タイプ: 流れ込み式 小水力発電所
場所:インドネシア 北スマトラ州 ハンバンハスンドゥタン(HumbangHasundutan)地区
代表事業者:株式会社トーヨーエネルギーファーム
共同事業者:PT. Citra Multi Energi
発電規模 :10MW(5.00MW×2)
想定年間発電量:68.78GWh
工期:2018年3月~2020年8月
商業運転開始:2020年8月
CO2削減効果:32,807t CO2/年(日本人の年間 CO2 排出量の約 3200 人分)
※日本の一人当たり CO2 排出量約 10t/年

■本事業の特徴

本事業により本邦企業の総合的な技術力をマーケットに周知・拡大し、再生可能エネルギーの普及による低炭素社会と持続的社会の実現および発展に貢献します。
① 電力供給不足を改善
インドネシア・北スマトラ地域では電力需給がひっ迫しており、新規電源の確保は重要な政策課題のひとつである。本発電所の完成により供給不足の改善に寄与する

② 雇用創出への貢献
当該地域が進める海外企業の誘致拡大へ寄与するとともに、施工・O&M 業務等による雇用創出など地域経済への貢献を図る

③ インドネシアにおいて JCM 案件第一号となる小水力発電プロジェクト
同国における小水力発電の導入ポテンシャル・ニーズは高いが、設備補助事業を活用したプロジェクトは未だ実現していない。第一号となる本事業の完成は、JCM 制度の認知拡大から開発・投資意欲を向上させ、小水力発電の更なる普及促進が期待される

④ 本邦企業による総合的な技術優位性
発電設備メーカー、詳細設計、EPC コントラクターは、海外での実績が豊富で高い技術力を有する日系企業を採用。高効率な設備と管理システムを組み合わせたトータルシステムにて、長期にわたる事業の安定性を確保

⑤ 設備補助事業採択案件における GHG 排出削減量インパクト
(本事業が採択された)平成 28 年度の設備補助事業の採択案件の中で GHG 排出削減量が最大規模

■トーヨーグループについて

トーヨーグループは“多様な事業とそのシナジーで新しい価値を創造し、持続可能で豊かな社会の実現に貢献する”を合言葉に、50 年後、100 年後を視野に入れた社会貢献と、企業価値の向上を目指しています。今後も積極的にわが国の再生可能エネルギーの普及拡大と地域社会の活性化に貢献してまいります。

トーヨーエネルギーファーム

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