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トーヨーホールディングスからのお知らせ

2025.03.24.

再生可能エネルギー

【トーヨーエネルギーソリューション】国内2例目となるバイオガスプラント竣工のお知らせ

トーヨー冨士工(東京都葛飾区/代表取締役:角田隆二)とトーヨーエネルギーソリューション(東京都港区/代表取締役:岡田吉充)は、岡山県笠岡湾干拓地にて2024年9月に竣工しました、かぶとバイオマスプラント有限責任事業組合が事業主となる「かぶとバイオファーム発電所」のプラントの設計・調達・建設(EPC)を担当しました。

■本事業について
本事業は、岡山県笠岡湾干拓地の畜産農家7軒と三和電気土木工事株式会社が設立した「かぶとバイオマスプラント有限責任事業組合(かぶとLLP)」が運営をおこないます。
干拓地内周辺の牧場から排出される家畜ふん尿をメタン発酵させてバイオガスを生成し発電をします。メタン発酵による家畜ふん尿処理をおこなうことにより臭気も軽減され、また発電後に副産物として生成される消化液や堆肥を有機肥料として干拓地内の作物へ利用し、資源循環型社会への貢献や、脱炭素社会(カーボンニュートラル)の実現が期待されます。また、本事業は牛ふんを原料とするバイオガス発電事業への国内初の「グリーンローン」案件となるなど、環境改善効果が見込まれるプロジェクトとして認定され、最上位の「Green1(g1/m1)」の評価を受けています。

名称かぶとバイオマスプラント有限責任事業組合
かぶとバイオファーム発電所
所在地岡山県笠岡市カブト中央町182・184の一部
敷地面積約9,975㎡
発電出力1,427kw(一般家庭約3500世帯分)
想定年間発電電力量約12,329MWh(年間平均)
年間CO2排出削減量7,033(t-CO2)
原料・規模家畜ふん尿・250トン(約4300頭)/日
プラント方式湿式中温メタン発酵
生産物消化液、有機質堆肥
施工三和電気土木工事株式会社
事業主かぶとバイオマスプラント有限責任事業組合(かぶとLLP)

■本発電所について 
本発電所は、世界有数のプロジェクトの実績を持つ嫌気性消化技術のグローバルリーダーであるアナージア社と日本パートナーであるトーヨーエネルギーソリューションが協力し進めてまいりました。
アナージア社は有機廃棄物を再生可能な天然ガス、肥料、水へコスト効率よく転換し、温室効果ガスの主要な発生源を排除する独自の技術を保有します。トーヨーエネルギーソリューションは全体のエンジニアリングを担当し、この度、最先端のメタン発酵ガス化発電システムが竣工しました。

■トーヨーエネルギーソリューションについて
トーヨ―エネルギーソリューションとアナージア社は、2019年に兵庫県養父市にて食品残渣および家畜ふん尿を対象とした「トーヨーバイオメタンガス発電所」を建設しており、本発電所は2例目となります。本事業を通じて、今後も日本においてバイオガス発電によるSDGsへの貢献、CO2削減、地域経済の活性化、臭気低減、ならびに地域の循環型社会の構築へ寄与してまいります。

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